メインテナンスの価値を高める秘訣とは…

 8月24日(日)に第3回デンタルスキルアップセミナーが開催されました。

 第3回では
「真の患者利益になる予防メインテナンスの価値」
という演題のもと、昨年に引き続き歯周治療のスペシャリスト
 医療法人 雄之会 つきやま歯科医院 
 総院長 築山 鉄平先生
 歯科衛生士 濱本 瑠美先生
にお越しいただき、歯周基本治療の流れやメインテンナンスについて拝聴することができました。 


 築山先生のクリニックではメディカルトリートメントモデルに基づき、従来のむし歯や歯周病になったら治療する治療中心型から、発症させないための予防中心型の診療モデルを導入されてます。
 患者さん個々のリスクに応じたオーダーメイドの予防プログラムを立てて歯周基本治療からメインテナンスまで介入されており、歯科医師と歯科衛生士が協働して患者さんを生涯にわたり健康に導いていかていかなければならないなと改めて歯科衛生士の役割は極めて重要であると感じました。

 ご参加された皆様も、メインテナンスについて聞きたかったことが聞けてよかったです!と沢山のご感想をいただきました。


会場参加の皆さまと築山先生
濱本先生のDH目線での講演

~ご参加の皆さまより~

・第一線で活躍されていらっしゃる衛生士さんのお話をきけて大変勉強になりました。phaseごとに意識していることやどういう視点で見ているのか知れて歯科衛生士の業の深さを感じました。改めて地道に勉強を頑張らなきゃとモチベーションも上がり、身が引き締まりました。ドクターとDHの両輪を夢見てまずは自分の知識力をあげたいなと改めて思った講演でした。貴重なお時間をありがとうございました。

・継続することは難しい中来院してくださるSPTの患者さんへの現状の説明を毎回しっかりと行い自分で歯を守ること、残せる歯を健康に保てるよう継続できる目標を明確にしお伝えしていければと改めて感じました。

・往々にして「メンテナンス=クリーニング」になりがちであることに気づかされ、データ収集や分析の重要性を再認識しました。濱本先生の症例から、患者さんへの適切なフィードバックで自発的な行動変容が生じ、口腔内状態が改善していくことで信頼関係が構築されるのが良くわかりました。また、築山先生のご講演で示された今後の歯科医療の姿にDHの職務の重要性を痛感しました。心機一転して明日からの診療が楽しくなりそうです。

貴重な講演、ありがとうございました!
またお会いできるのを楽しみにしています♡

報告者:鍬﨑(学術)