6月30日(日)に第2回デンタルハイジニストスキルアップセミナーが開催されました。
今回より、ハイブリッド開催となり会場参加に加え、ZOOMでの参加も可能となり遠方からのご参加者様も多くいただきました。

第2回目の講演1では有限会社 A・デンタルラボ代表取締役社長である竹之内 泰己先生にご講演いただきました。


演題を『補綴を考える。』と題し、歯科技工士の専門的な視点から補綴や義歯の製作の工程を教えて頂きました。
診療の現場で印象、その後に石膏を流すという作業がありますが その際に気を付けるポイントを詳しく教えて頂きました。
教えて頂いたポイントに留意しながら対応することで精密な模型を作成することが可能になります。
精密な模型がある事でその後の技工士サイドの作業もスムーズとなり、結果として患者様にとってよい技工物を提供できることに繋がります。
技工士サイドとの連携について私たちはどのような事に注意すべきかを学ぶことができました。

講演2ではエンビスタジャパン株式会社の樋口 直也先生にご講演いただきました。
演題を『Kreeレジンセメントのそれぞれの特長と利点について』と題し、診療の現場で欠かせないレジンセメントについて原理から詳しくご講演いただきました。
また、診療報酬改定によりCAD/CAMの範囲も広がってきてる今、他補綴との強度やたわみ・硬さなどの比較を教えて頂き、歯科衛生士として患者さんへ詳しく、正しい情報を提供する事ができるようになりました。

講演1の感想
・多くの工程を経て出来上がる技工物、私たちの臨床での工程が重要な事を再認識できました。明日からの臨床での取り組みが確実に変わってくると感じました。
・補綴物がどのようにして作成されているのかを知ることができた
技工士さんは、沢山の工程を踏んで丁寧に作ってくださっていることがよくわかりました。臨床での印象や石膏模型はしっかりしなきゃなと改めて考えさせられました。
・歯科技工士さんのお仕事の工程を初めて詳しく知ることが出来ました。改めて、歯科技工士さんのお仕事の大変さとプロ意識も知りました。今後は印象の精度や石膏を流すタイミングなど診療中に声を掛け合いながら働きたいと思います。
・改めて技工士さんの有り難さを感じました。
・DT目線での工程やチェックポイントを学べて精密印象時の注意や気づきに生かしていきたいと思った。講演2の感想
・材料の特性や利点を丁寧にご説明いただきました。余剰セメント処理が楽になれれば患者様も術者もストレスが減るとおもいました。
・しっかり用途を守って使用する大切さを改めて感じました。
臨床ではあまり教えてもらえない細かい内容でおもしろかった。使用するセメントで患者さんへの負担を軽減できる、Dr.の時間、手技操作を短縮できることとてもよい。
・補綴物の種類と共に、セメントの種類も増えることがエラーを起こすこともあるので、セメントの価格ではなくエラーを防ぐためのシンプルなセメント選びの必要性を感じました
・セメントについての講演で接着性や合着性のお話がとてもわかりやすく、ひと昔前はガラス練板や紙練板の上に粉と液を混ぜて補綴物を接着させていました、今はシリンジから直接セメントを補綴物につけ光で硬化させる、簡単で時短な手技になりました。新しいセメントや材料が出て歯科衛生士のスキルも上げていく必要があると感じました。セメントや材料の説明書をよく読み患者様に不快な思いをさせないよう綺麗に補綴物を接着します。
・講演1で学んだ内容にもつながり、実践をイメージしながら学べました。
使っているレジンセメントの説明書通りにしようと思いました。