2月18日(日)に鹿児島市歯科医師会・鹿児島県歯科衛生士会合同研修会を開催いたしました。
歯科医師・歯科衛生士はもちろんその他の医療従事者の方にも多くのご参加を頂き、133名と大規模な研修会となりました。
今年度は『口腔機能発達不全症』をテーマに国立モンゴル医学科学大学 歯学部 客員教授の岡崎好秀先生をお招きし、
『口の中は不思議がいっぱい~なぜ口腔機能発達不全症が増えるのか?~』と題しご講演いただきました。
岡崎先生ならではの動物の話を交えた説明やクイズは会場を盛り上げ、楽しく活気のある研修会でした。
高齢化が進む昨今、専門職としてフレイル(衰え)のサインに気づける視点が大事となり、診療の現場で着目すべきポイントである舌の衰えのチェックポイントを具体的に教えていただきました。
小児期から『生命力のある口をつくる』ことが将来のフレイル予防に繋がってくること、そのためにも小児期からの舌や口唇のトレーニングを行う事で口腔機能を発達させることが可能となります。無歯期からの食の工夫であったり、遊びも工夫次第でトレーニングに繋げられることを学びました。舌機能は口蓋の形に表れる事も症例から教えていただきました。
翌日から現場で活かせるチェックの視点や、具体的なトレーニング方法を詳しく教えていただき、大きな学びとなる研修会でした。~受講者の感想~
・日常の食事や遊びの中でのアプローチの方法や指導内容などこれで良かったんだと自信に繋がりました。これからは先生の講義の中で出た、動物のお話しなどを交えて、よりわかりやすい歯科保健指導を行なって行きたいと思います。貴重なご講演ありがとうございました。
・今まで口腔内だけを見ることが多かったが、口腔機能により口腔内の状態が左右されることが分かった。今後はその人の口唇、舌などがどう動くか意識しながら口腔ケアしていきたい。
・岡崎先生のお話は、大変興味深いものばかりで楽しく聞かせて頂いた。口腔機能も食が変われば口も変わる、目からうろこだった。
・とても楽しい講演でした。明日から訓練に取り入れられることも多く勉強になりました。
・参加人数も多く、岡崎先生のお話への関心の高さを感じると同時に、そのような先生を講師としてお呼びできる衛生士会のアンテナのレベルの高さに、改めて関心いたしました。
・本日はスタッフとともに参加しましたが、大変興味深い話ばかりで、スタッフともども、とてもよい刺激になりました。ありがとうございました。
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