9月29日(日)に令和6年度 糖尿病重症化予防登録歯科衛生士アップデート研修を開催いたしました。
この事業は5年前より鹿児島県より鹿児島県歯科衛生士会が委託をうけ、「ヘルスアップ支援事業(糖尿病重症化予防に係る歯科保健指導事業)」の一貫で行なっている研修会で、事業の目的として、糖尿病と歯周病の関連性は高く糖尿病重症化予防に向けて歯周病予防に取り組む必要があることから、歯科衛生士の登録制度の運用や市町村が実施する糖尿病重症化予防対策事業において歯科保健指導を実施し、歯周病予防に取り組むことにより、糖尿病の重症化を図るという目的で事業が行われております。
プログラム1では鹿児島県保健福祉部 国民健康保険課 国保指導係 保健技師の前堂 千恵様より、「糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて」鹿児島県の現状、推移や糖尿病性腎症重症化予防プログラムについてご講演いただきました。
プログラム2では本会専務理事の益滿より「保健指導の媒体の活用について モデル市町村事業について」説明があり、実際に従事している内容等について説明があり、写真で従事している様子なども見ることができました!
今年度の講演は大阪大学名誉教授の天野 敦雄先生とフリーランス歯科衛生士の土屋 和子先生をお招きし、なんと100名を超える参加申し込みがありました‼︎
天野先生より「赤い糸で結ばれている歯周病と糖尿病」という演題でご講演いただき、ユーモアを交えながら、楽しく、糖尿病の基礎知識から、糖尿病とが歯周病の発症や進行にどのように影響を及ぼすか?そして、患者指導のノウハウまで教えていただき、明日からでも実践できる内容を沢山教えていただきました!
講演2では『知らなかったことにしたい』この“心理”に挑む!と題し、「喫煙」と「糖尿病」について、そして「栄養指導」について、ご講演いただき、まずは自分は健康的な食事ができているかな?患者さんに指導する以前に、自分の健康についても考えなければならないな!と思いました。
【 受講者の感想 】
・たいへん興味深いお話と所々のジョークまでも参考になりました ありがとうございます
・昭和と令和の指導の仕方や内容などの違いを聞くことができとても勉強になった。
・食生活も、禁煙もどちらかといえばその方の生活感にかかわることで、そこに踏み込んでいくのはとても難しいとは感じていますが、今日はいくつか引き出しになる要素があったように思います。
・患者さんの背景まで考えていけるようになれると、伝わり方も違ってくると思うので、心がけたいと思いました。