令和6年9月15日(日)鹿児島県歯科医師会・鹿児島県歯科衛生士会・鹿児島歯科医師若手会共催の学術講演を開催しました。この講演会は6月の診療報酬改定による多職種連携を目的としたもので、医師会・薬剤師会・栄養士会・鹿児島県糖尿病協会にも御協力いただきました。

メイン講演は西田亙先生と押村憲昭先生。第一部では「医師からの解説 なぜ国は医歯薬連携を期待するのか?その背景と活用のポイント」(西田亙先生)、「地域の健康ステーションとなる歯科医院のこれから 第一部」(押村憲昭先生)と題し、ご講演いただきました。歯周治療により糖尿病が改善することや、医科との連携について学びました。

また、今回初めての企画「各職種によるパネルディスカッション」も企画しました。座長は鹿児島歯科医師若手会会長の上田大介先生  パネリストは、医師の橋口恭博先生 歯科医師の門松秀司先生 薬剤師の鎌田貴志先生 管理栄養士の下園佳先生 鹿児島糖尿病協会会長の中澤誠吉様 歯科衛生士は本会会長の下川が登壇しました。特に盛り上がったのは、薬局・薬剤師との連携についてです。様々な薬局にかかっている患者様が多く、お薬手帳で服薬確認するのは時間がかかります。患者様がかかりつけ薬局を持つことで、服薬情報を薬局に問い合わせることも可能とのことでした。

第二部では「歯周基本治療への国と糖尿病界からの期待へこたえるために」(西田亙先生)、「地域の健康ステーションとなる歯科医院のこれから 第二部」(押村憲昭先生)と題し、ご講演いただきました。とても有意義な講演会になりました。

参加者から下記の感想をいただきました。

・これから高齢者が元気に食事を楽しみに過ごせるようにどこが理由で食べれてないのかを考えて見ようと思いました。 また訪問診療が少し苦手だなって思っていましたが、少し挑戦してみようと思いました。

・糖尿病に関して、新しい情報を見聞きでき大変ためになりました。 こんなに歯科と糖尿病と密に関連があり、歯科でできることの多さに、やりがいを感じるとともに、上手に提供出来たらと思いました。

・討論会は、多職種の方々の意見も聞けて良かったです。このよう場をもっと増やして、歯科以外にこちらから「歩み寄っていく」、参加してもらって、理解してもらう機会を増やすなどが必要と感じました。とても楽しかったです。また次の開催楽しみにしています。

                                      

                                                   (報告 専務理事 益滿)