3月5日、いよいよ歯科衛生士国家試験!

 歯科衛生士の国家試験まで残りわずかとなりました。本会より下川会長・山野副会長・総務副理事 鮫島の3名で鹿児島歯科学院専門学校(2月2日)鹿児島医療福祉専門学校 歯科衛生学科(2月16日)の3年生へ入会案内を含めた研修会を行いました。

 学生部会から本会へ継続して参加いただくために魅力ある歯科衛生士会であることをお伝えしたく、今回の入会案内は今までになかった形を取り入れ ~新しい時代の歯科衛生士たちへ~ シェアライフ研修会 とテーマを決め、研修会方式で行いました。私たちにとっても学生さんたちの生の声が聴ける貴重な機会となり、とても嬉しい時間になりました。

 3年生の皆さんは3月5日の国家試験に向けて懸命に勉強に励んでいるようで、たっぷり付箋がついた分厚い参考書が何冊もあったのが印象的でした。教室や掲示板に『国試まであと~日!』と書かれたカウントダウンのカレンダーがあったり、必ず覚えておくことを手書きで書いてあったり…私も懐かしい学生時代を思い出しました^^

 鹿児島県歯科衛生士会一同、皆さんの国家試験合格を心より応援しています!そして、歯科衛生士になった皆さんとの再会を楽しみにしています♪

PDCAサイクルワーク

 今回の入会案内は私たちが一方的にしゃべるのではなく、学生さんからのアウトプットを積極的に行う PDCAワーク を取り入れることで自分の思いを書き出し、改めてなりたい自分を確認して頂きました。このワークは

1.PLAN    …計画を作成すること
2.DO      …計画を実行すること
3.CHECK    …行動を評価して分析すること
4.ACTION   …改善し次へ繋げること

 計画実行評価改善 この順番で繰り返すフレームワークです。学生の皆さんにはどんな歯科衛生士になりたいか(PLAN)と、そのために出来ること(DO)を考えていただきました。

 例を出しますと、私たち総務が仕事を行う上での計画・実行の一つに

入会したい!と思える魅力ある歯科衛生士会にするために(PLAN)
      ↓
時代に合う体制をつくり、世代を超えた仲間づくりの場を提供する(DO)

 と考え、日々改善に取り組んでいます。最初のお問い合わせから入会までのやり取り、または外部とのやり取りは総務が担当しているので、私たちの対応で第一印象が決まってしまうのでは?!と、理事になりたての頃はドキドキしたものです。そしてスムーズに本会へ参加が出来る環境を整えるために、HPのリニューアルやLINEを活用した取り組みを行っているところです。

 この様に、手に入れたい未来を実現させるためには「なんとなく、そのうち出来れば」ではなく、「明確に○○すると決める」とゴール設定することが重要です。学生の皆さんは改めて書き出すことで、歯科衛生士になる思いが強くなりましたか?その気持ちが勉強に励むエネルギーになりましたか?
 ぜひ、このワークの続きにあった C…チェックA…アクション を歯科衛生士になってからやってみて下さいね!

私のなりたい歯科衛生士像(学生の声)

【PLAN】
信頼を得られる(患者様やスタッフ、先生から)、丁寧な対応が出来る、笑顔を与えられる、安心と親しみやすさ、患者様のQOLを高め健康を守る、正しい知識を得る、行動変容させる、共に頑張る、変化や相手の気持ちに気付く 等

【DO】
コミュニケーション能力を上げる、言葉遣いや行動を整える、不安を与えないよう笑顔で対応、技術を身につけ、スキルアップをする、学び続ける、自分自身の健康を保つ、感謝の気持ちを忘れない 等

下川会長より、本会の活動と歯科衛生士としての働き方について
山野副会長の、愛と笑いとキレのある解説&まとめ
鮫島より、経験談を通して様々な働き方と入会案内を全力でお伝え

最後に

 鹿児島県内の歯科衛生士が約2,000名弱、そのうち鹿児島県歯科衛生士会員は毎年200名前後を行ったり来たりと組織率は全体の10%にも満たない現状です。これを皆さまはどう捉えますか?他職種の組織率の高さに驚くとともに、歯科衛生士の地位向上や賃金UPなど『より良い環境に変えるため』には、やはり組織拡大が必須となってきます。

 学生部会から本会入会への流れを定着させたい、復職のきっかけや様々な働き方を見つけるために役立つ組織になること、等など…上げるとキリがないくらい私たちには課題もありますが、伸びしろもあります。

 今まで諸先輩方が取り組んでこられた良さを生かしつつ、これから若手の皆さまの新しいアイデアや力が必要となってきます。そして、現会員の皆さまにも進化していく本会の運営・企画にもどんどん参加いただきたいです。
 ぜひ、世代を超えた仲間と共に笑顔で社会貢献していきましょう!


報告者:鮫島(総務)