
今年度も、鹿児島県からの委託事業である「糖尿病重症化予防に係る歯科保健指導事業」の一環として、登録歯科衛生士および新規登録者を対象とした研修会を開催いたしました。

本研修は6年目を迎え、更なる知識のアップデートを図るため、今年度も鹿児島県保健福祉部 国民健康保険課 技術補佐 中村 公美様より、「鹿児島県糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて」をご講演いただきました。
また、本会からは、現在実施中の出水市・奄美市におけるモデル市町村事業について報告を行いました。

講演1では、鹿児島大学 糖尿病・内分泌内科学 准教授 森野 勝太郎 先生をお招きし、「糖尿病を改めて理解する:明日からの業務に役立つポイント整理」と題し、糖尿病の基礎知識から病態まで詳しくご説明いただき、「歯科受診・メンテナンスの継続が血糖コントロールやQOLの向上に関与する」という明確なメッセージが、受講者の現場でのモチベーション向上につながる内容でした。
また、歯科衛生士が「口腔衛生の専門職」にとどまらず、「全身疾患に関与する医療職」としての意識を高めるきっかけとなり、研修会の名称どおり“アップデート”できる大変有意義な研修会となりました。

講演2では、鹿児島県薬剤師会 薬剤師 鎌田 貴志 先生より、「押さえておきたい!糖尿病治療薬のココ」とのご講演をいただき、歯科衛生士が理解しておきたい糖尿病治療薬に関する知識をご教示いただき、患者さんが服用している治療薬から歯科衛生士がみるポイント、気をつけるべきポイントなどを薬剤別にお教えいただきました。糖尿病治療薬の歴史から現在の治療薬に至るまでを大変わかりやすくご解説いただき、なぜ現在この薬剤が用いられているのか、また、なぜ使用されなくなった薬剤があるのかについて、深く理解することができました。
いずれの講演も業務に直結する内容となり、参加者の視野がさらに広がる大変有意義な研修会となりました。
また、今年度は新規登録者も増加し、これまで以上に歯科衛生士による糖尿病重症化予防への貢献が期待されております。今後も、地域住民の健康に寄与できるよう、知識や指導力のさらなる向上を目指した研修会の企画・運営に努めてまいります。



